北海道広尾発のカホンメーカー「佐々木工房」代表の方と対談してきました/kojiro cajon

バイクでゆく!日本一周カホンの旅【21日目】本日は北海道広尾発のカホンメーカー「佐々木工房」の代表の方からご連絡を頂き、色々とお話しを聞いてきました!

北海道広尾市発のカホンメーカー

本日はカホンメーカーの方にお会いする為、北海道の釧路市から帯広の方へ向かいます!宿の方から教えて頂いたんですが、釧路は「霧の街」と言われるくらい霧が多いみたいです!

北海道で音楽をされている方は結構いらっしゃるのですが、まさかカホンメーカーさんからご連絡を頂けるとは思いませんでした!

今回は広尾市から帯広の方まで出向いて頂けるとの事でしたので、ウキウキしながら待ち合わせ場所の帯広へ!

カホンメーカー「佐々木工房」代表の佐々木さんとご対面!

北海道広尾発のカホンメーカー「佐々木工房」代表の佐々木さんとお会いしました!

今回は音楽スタジオが近辺になかったので、商店街のアーケードの一画を使用させてもらう事に!

早速!kojiroカホンを叩かせて頂きました!

kojiroカホン「BS465SP」レビュー

板材は「ホワイトバーチ合板」

質実剛健で音色は若干硬め、力強い低音が特徴で、オールラウンドに使えるカホンです。

打面にはブラシ対応エンボス塗装が施されていますので、ジャズなどの演奏にも対応可能!

そしてパッと見てカホンの珍しい仕様に気づきました。このカホンは両面叩けるタイプですが、

なんと

○表面はガット弦タイプ

○裏面はスナッピータイプ

と表裏で弦の仕様が違うんです!

裏面が弦なしや、ボンゴのように区切りがされているなどは見た事がありますが、このタイプは初めてです!

表面は8弦、裏面はスナッピー2本で、どちらも調整が可能です。

カホン表面ガット8弦試奏

やはり8弦だけあって繊細なタッチにもしっかりと反応してくれます。

トップの音は素直なクセのない音色で、全体の鳴りも十分!

低音はあまり出過ぎないマイルドな印象がしました。

 

カホン裏面スナッピータイプ試奏

僕にとってスナッピータイプは、高音のジャリッとした音色を出しやすいイメージがあります!

調整にもよりますが表面とは真逆のタイプで全体的に低音重視のインパクトのある音!

ロック系な演奏に向いているかなという印象です!

両面に弦を張るメリット・デメリット

これはメリットとデメリットがあるなという印象です。

○メリット

使い方によっては演奏中にカホン2台を持ち替えるのと同じような事が出来るのではないかなと思いました。

曲の雰囲気によって「このカホンじゃないイメージ」だな。。。

という場面は、ライブなどでは多くあると思います。

そんな時にこのカホンなら曲ごとにアプローチを変えられるという点です!

○デメリット

これは構造上仕方がないのですが、低音を叩いた時に若干反対側の弦に干渉してしまう事です。

「それなりの大きい音でタイトな音を出したい」

そうなった時にハム(叩いた後に、本来収まるはずの弦の余韻が残ってしまう)が発生してしまうかなと。

なので低音と高音がパキッ分かれているカホンが好きな方には向いていないかもしれません。

逆に、繊細な音も出しつつパワーアタックな音色も出したいという欲張りさんにはもってこいのカホンです!!

 

細かい所にもカホン職人の技が光る

手の負担を軽減するエッジ加工が施されていますので、スラップを叩いた時にかかる手の負担はこれでかなり楽になるかと!

ちなみ両面共に端の部分は若干隙間が空いていて、スラップ音はアタックが強調されるように作られています。

 

カホン製作の秘話を語る

この2打面カホンを製作するキッカケは、ミュージシャンの要望に応え続けた結果だとお話しされていました。

ミュージシャンによっても音の好みは十人十色。

そんな様々な音の要望に応えていくにつれ、この「音色全部乗せ」カホンが生まれたとの事です。

ただカホンの音色に対して、ドラムの音を求められてしまっては本末転倒だなと僕も佐々木さんも同意見でした。

もちろんカホンはドラムの代わりに演奏される事は大いにありますが、あくまでカホンであってドラムではないという事。

その辺りも含めてカホン製作は奥が深いな〜という印象を受けました!

新たな試み!アクリル打面のカホン

現在はアクリル打面のカホンも製作中との事で、まだ試作段階のカホンを叩かせてもらいました!

僕のメインカホンはアクリル打面では定評のあるChaany(チャーニー)カホンのペドロ(ミッチーモデル)を使っているのと、

他事業でデザインアクリルを使用したアクセサリー製造に携わっているのもあり、アクリルにはちょっとうるさいです(笑)

やはりアクリル打面の加工はかなり難しい所があり、音の抜けがイマイチという所でした。

ですがそれを補うくらいのアクリル本来の繊細さ、タイトなサウンド!

佐々木さんもこの辺りが今の課題だと仰っていましたので、近日中に

表面はアクリル面のガット弦タイプ

裏面は木面のスナッピータイプ

なんていうカホンが誕生するかもしれません!

 

○佐々木工房○

メーカーHP : http://kojirocajon.jp

代表: 佐々木 裕隆 さん

レビュー カホン(S465SP) 詳細

ストリング&スナッピーの2打面仕様

低音域カホン

寸法 約 横幅300㎜ 奥行き305㎜ 高さ465㎜

重さ 約 4,9Kg

本体 バーチ合板 15㎜ ホール径 110㎜

打面 ストリング側 バーチ合板 2,5㎜

スナッピー側 バーチ合板  3㎜

側板 バーチ合板  4㎜

塗料 ウレタン塗装仕上 シックハウス症候群対策品

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【ミッチー先生/宮田大輔】

2018/7/10よりバイクにカホン(打楽器) という楽器を積んで日本一周中です! バイクとキャンプが趣味! 相棒のバイク:Ninja400SE

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Music Salon音雫〜おとしずく〜

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ABOUTこの記事をかいた人

宮田大輔(ミッチー先生)

埼玉県出身 キャンプ・バイクは本気の趣味 埼玉県さいたま市にて「MusicSalon音雫〜おとしずく〜」 東京・埼玉・神奈川・千葉の各拠点にて「music school音と樹-オトトキ-」 二つの音楽教室の運営をしています! YouTubeにてカホン(打楽器)の演奏方法やレビューなどの動画を配信!